筑前煮や芋煮、芋炊きなど煮物料理に欠かせないのが里芋。
品種も多く通年手に入りますが、旬は主に8月~12月。
特に出荷量多くなるのが12月で、寒い季節の煮物料理にまさにピッタリの食材です。
今回はイカと炊き合わせた、定番の「里芋とイカの煮物」の作り方をご紹介します。
用意する材料
- イカ:200g
またヤリイカでもいいですし、既に輪切りにカットしてあるパックを使っても良いでしょう。
- 里芋:8個~10個(250g~300g)
- 甘長ししとう:2本
(普通のししとうでも可)
【煮付け汁の材料】
- 砂糖:大さじ1
- 料理酒:大さじ1
- しょうゆ:大さじ2
- みりん:大さじ2
- だしの素:小さじ1
- しょうが:1片
- 水:400㏄
作り方
1.
里芋は皮をむいておきます。
大きい場合は半分にカットしたりして、大きさをそろえておくと良いでしょう。
(火の通りが均一になります。)
2.
イカはまず胴の部分から足の部分を引き抜きます。
その後胴は背の軟骨を抜き、中に残ったワタを取り除いてきれいに洗っておきます。
足の部分は目の部分と口の部分を取り除き、長い2本の足を他の足と同じ長さに切り落とします。
3.
イカの胴を1㎝幅の輪切りにします。
足は大きければ、開いて半分にカットします。
これでイカの下処理は完了です。
4.
しょうがはせん切りにカットします。
甘長ししとうは斜めにカットします。
5.
【煮付け汁の材料】の全てを鍋に入れて火にかけます。
沸騰したら、下処理したイカを入れます。
6.
イカを入れて煮立ったら2分程火を入れ、煮汁からイカをいったん取り出しておきます。
7.
イカを取り出した後の煮汁に里芋を入れ、火にかけます。煮立ったら弱火~中火で煮込みます。
クッキングシートなどで落し蓋をして、10分間ほど煮込みます。
8.
里芋が煮えたら、取り出しておいたイカを戻し入れて煮込みます。
弱火~中火で、煮汁が1/3になるぐらいまで煮込めば完了です。
火を止めて、軽く混ぜ合わせておきます。
9.
煮込んでいる間に、フライパンに油を適量入れ、甘長ししとうを軽く炒めておきます。
10.
出来上がった里芋とイカの煮付けに、先程の甘長ししとうを混ぜ合わせます。
煮込む必要はありません。
そのまま味を馴染ませます。
11.
器に盛り付けて完成です。
もちっとした食感と粘り気が特徴の里芋。
食物繊維も豊富でカリウムやカルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛などをバランス良く含んでいます。
ぜひ摂取したい食材です。
また保存もできます。タッパーウェアなどに移して冷蔵庫で保存すれば2~3日は日持ちします。
その場合は甘長ししとうは除いて保存し、召し上がる前の再加熱の際に加える方が、変色しなくてきれいに仕上がります。
今回は付け合わせに甘長ししとうを使いましたが、絹さやや、いんげんなどでも良いですし、最後にゆずの皮のせん切りになどをトッピングすると、香りが引き立ちおススメです。
ぜひお試しください。