寒い季節に食べたくなるのが温かい汁物。
今回は大分県の郷土料理「だんご汁」をご紹介します。
体も気持ちも暖まりホッとし、寒さを忘れさせてくれます。
だんご汁とは、小麦粉をこねて帯状にひきのばした団子を、野菜と一緒に味噌仕立てで作る大分の名物料理です。具材もたっぷりで栄養満点です。
食材別に下調理をして合わせる作り方もありますが、ここではそのままシンプルに作ってみました。
野菜の旨味が出たスープを、小麦粉のほのかなとろみが包み込み、熱々で美味しく仕上がります。
用意する材料(2人分)
- 小麦粉:70g
- 塩:ひとつまみ
- 水:40cc
- 水:500cc
- 味噌:大さじ2
- だしの素(顆粒):小さじ2
- 板こんにゃく:40g
- かぼちゃ:60g
- 大根:100g
- ごぼう:30g
- 人参:30g
- 豚こま肉:60g
- 白菜:1~2枚
- 長ねぎ(青い部分):少量
- 油揚げ:小1枚
作り方
1.
だんごを作ります。
小麦粉をボウルに入れ、塩をひとつまみ加えます。
少しずつ水を加えてこねていきます。
数回に分けてこねると良いでしょう。
水加減は調整していただいてOKです。
2.
ダマが残らないようにしっかりこねます。
3.
仕上がったらラップをして30分ほど生地を寝かせます。
ちなみに、練っただんごの保存は、右のように水で濡らして固く絞ったきれいなサラシかふきんで生地を包み、ジップロックなどに入れ、冷蔵しておきます。2~3日間は大丈夫です。
4.
その間に、他の食材を用意します。
板こんにゃくは乱切りにして、サッと下茹でをしざるにあげておきます。
5.
ごぼうは皮をこそぎ落とし、ささがきにします。
1~2分ほど流水にさらしアクを抜き、ざるにあげておきます。
6.
大根、人参は皮をむき、厚さ2~3㎜のいちょう切りにします。
7.
かぼちゃは皮を削ぎ落して、厚さ2~3㎜の小口切りにします。
8.
豚こま肉、長ねぎ(青い部分)は小口切りにします。
9.
寝かせておいた団子生地を小分けにして、丸めておきます。
10.
鍋に水(500cc)を入れ、カットしたかぼちゃ、大根、人参を入れ火にかけます。
11.
いったん沸騰したら、板こんにゃく、ごぼう、豚こま肉、角切りにした油揚げを加えます。
12.
ひと煮立ちしたら、だしの素を入れて、弱火にします。
13.
団子を入れていきます。
丸めた団子を両手で引き伸ばしまて、平らな棒状にします。
14.
弱火のままの鍋に伸ばした団子を入れて、火を入れます。
15.
短冊切りにした白菜を入れます。
16.
白菜に火が通ったら、味噌をといて味付けをします。
17.
全体に火が通ったら出来上がりです。
味見をして調整していただいてOKです。
18.
器によそってカットしたねぎを乗せ、完成です。
今回ご紹介しただんご汁。
地元大分ではかぼちゃを入れるのが定番と言われていて、実際よく見かけます。
かといって、ご家庭で作る分には食材にこだわりを持つ必要はないでしょう。
里芋やしめじ、えのきなどのきのこ類を入れたり、お好きな野菜を入れていただいてOKです。
また、だんごも棒状に伸ばしていますが、上手く伸ばせない場合は平たくつぶして入れていただくと良いでしょう。
心も体も暖まるだんご汁。ぜひお試しください。