初夏に店頭にならびはじめる梅の実。
これから迎える暑い夏に向けて、今の時期に仕込んでみてはいかがでしょうか?
今回は梅を漬け込んだ「梅シロップ」、さらに梅シロップで使用した梅の実を無駄なく使った「梅ジャム」の作り方をご紹介します。
まさに一石二鳥の作り置きシリーズ。ぜひご参考下さい。
用意する材料
- 梅:1㎏
- 砂糖(上白糖):700g
- 水:適量
他の作り方などでは梅:砂糖の割合が1:1の場合が多いですが、ここではチョット甘さを抑えた分量で作ってみました。甘めがお好みの場合は比率を変えていただいてOKです。
作り方
1.
まず果実酒瓶を用意します。あらかじめ煮沸消毒をしておきます。
熱湯にくぐらせた後は自然乾燥させておきます。
沸騰したお湯を瓶の半分ぐらいまで入れ、蓋をして上下に何度か反転して全体にお湯を行きわたらせます。
(熱く重いので気をつけてください)その後、2~3分程置いておき、湯を捨てます。
そして乾燥させます。
2.
梅を水洗いし、きれいな布巾などで水気をふき取っておきます。
3.
つまようじや竹串で、ヘタの黒い部分を取り除いておきます。
4.
ヘタと反対側のお尻の部分を、包丁で少し切り落とします。
5.
用意しておいた瓶に砂糖→梅→砂糖→梅と交互に詰めていきます。
6.
後は日の当たらない涼しい所に置いておきます。
2~3日すると梅から果汁が出始めます。瓶を傾けたりしてまんべんなく混ぜ合わせて、再び置いておきます。
蓋は、開けずに撹拌します。上白糖なのでキレイに混ざらずダマになることがありますが、そのままで大丈夫です。
7.
5~6日経つと梅が浮いてきます。
梅の表面に皺が寄ってきたら完成です。
漬け方や気候によって差はありますが、長くて1週間位が限度かもしれません。あまり漬け過ぎると発酵して苦みと共に、泡が出てきてしまいます。そうなる前に梅を取り出し次の工程に進みます。
梅シロップの作り方
8.
梅を取り出します。
瓶に残ったシロップの底に砂糖が沈殿していると思いますので、木べらなどで撹拌します。
9.
シロップを鍋に移し、火にかけます。沸騰して砂糖が全て溶けたら火を止めて置いておきます。
10.
粗熱が取れたら、小さなヘタなどが混ざっている場合がありますので、キッチンペーパーなどで濾して綺麗にして完成です。