ヘルシーな食材として、すっかり定着した感のある「鶏ハム」。
その名の通りハムのようにしっとりやわらかで、単品としてオードブルやおつまみとして、また生野菜などとも相性が良いのでサラダに入れたりします。
一方で「それってよくコンビニで売ってある「サラダチキン」とは違うの?」って思ってしまいますよね。
どうやら明確な定義や区別はなく、時短で簡単に作れる「サラダチキン」とじっくりと時間をかけて作る「鶏ハム」といった違いのようです。
今回はチョッと手間ですが、時間がかかる方の「鶏ハム」の作り方をご紹介します。
ひと手間かけて、一味違った味を試してみてはいかがでしょうか?
用意する材料(3~4人分)
【調味料A】
- ヨーグルト(プレーンタイプ):50g
- 砂糖:30g
- はちみつ:10g
- クレイジーソルト:15g
- 粗塩:15g
- 鶏むね肉:2枚(550g~600g程度)
作り方
作り方 1日目
1.
【調味料A】の材料をすべてボウルに混ぜ合わせます。
2.
鶏むね肉を入れ、よく混ぜ合わせます。
3.
ジプロックに鶏むね肉とソースを移し替えます。
ソースはゴムベラなどですくって、出来るだけ全部移してください。
ジッパーをしっかり閉じて、そのまま一晩冷蔵庫で寝かせて味を馴染ませます。
作り方 2日目
4.
一晩漬け込んだ鶏むね肉を取り出し、水洗いをします。
クレイジーソルトのハーブなどもキレイに取り除きます。
流水で洗うと、取り除き易くなります。
5.
洗った鶏むね肉を観音開きにします。
(肉の中央に切り込みを肉厚の半分ぐらいまで入れ、後は左右ともに包丁を横に寝かせて切り開いていきます。)
6.
開いた鶏むね肉を丸めていきます。自然と丸まる方向へ巻くと良いでしょう。
7.
丸めた鶏むね肉をラップで包みます。左右ともに10cm程余裕を持たせて包み、写真のように両端を手でつまみクルクルと回します。
キャンディの包みのような感じですね。
8.
ねじった両端を内側に折り込みさらにラップで包みます。
深手の鍋に鶏肉が十分浸る水と、包んだ鶏むね肉を入れて、水の状態から茹でていきます。
沸騰したら中火にし20分程茹でます。
多少出る程度なら、余熱で火が通りますので大丈夫です。
気になる方はしっかり茹でる方をお勧めします。
9.
茹で上がったら、火を止めてそのまま放置しておきます。
その後、粗熱が取れたら、鍋ごと冷蔵庫に入れて再び一晩寝かせておきます。
作り方 3日目
10.
一晩寝かせた鶏むね肉を取り出し、ラップを外し、キレイに洗います。
脂の塊が出来ていると思います。
取り除いて完成です。
11.
お好みの薄さにスライスして、粒マスタードやバジルペーストなどを添えて完成です。
下味で漬け込んで1日、茹でて寝かせて1日と手間ですが、じっくりと時間をかけて作る鶏ハムです。
ハーブの香りで独特の風味がクセになりますよ。
慣れてきたらブラックペッパーを入れたり、塩レモン味にしたりと、いろいろなバリエーションを試してみるのも面白いと思います。