黒七味。あまり聞きなれない言葉です。
思いつくのは七味唐辛子。赤いイメージがあるけどそれの黒いバージョンのこと?って思ってしまいますよね。
当たらずといえども遠からずという感じですが。
正しくは京都祇園の原了郭が作る一子相伝の秘伝の七味のことです。
材料をから煎りし、唐辛子や山椒の色が隠れるまで揉み込むために濃い茶色となり、黒七味と呼ばれています。
伝統の製法、そっくりそのまま再現というわけにはいきませんが、今では、色々な黒七味レシピが紹介されています。
今回は一般的な材料で簡単に出来る黒七味をご紹介します。
いつもの七味唐辛子とはチョット違う辛さを色々な場面で試してみて下さい。
用意する材料
- 赤唐辛子:8本
- 黒ごま:大さじ1
- 白ごま:大さじ1
- 大葉:3枚
- 山椒の粉(市販のもので可):小さじ2
- あおさ:小さじ2
用意する調理器具:ミル(ミルミキサー)
作り方
1.
赤唐辛子の端をキッチンばさみなどで切り落とし、中の種を取り除いておきます。
2.
フライパンに火を入れ、赤唐辛子を乾煎りします。
弱火で表面が黒く変色するまでじっくり炒ります。
色が変わり、落ち着いたら火を止めて冷ましておきます。
3.
黒ごま、白ごま、山椒の粉、さらに炒った赤唐辛子をミル(ミルミキサー)にかけて粉末にします。
4.
大葉をみじん切りにし、これもフライパンで乾煎りします。
すぐに水分が飛んで、粉パセリみたいになりますので、焦がさないよう弱火で炒ると良いでしょう。
5.
大葉の乾煎りが出来たら、粉末にした香辛料とあおさを加え、弱火でさらに乾煎りをして仕上げます。
6.
乾煎りが完了したら完成です、
冷めたら調味料入れなどに移して、冷暗所で保存すると良いでしょう。
その名の通り見た目も黒っぽい七味唐辛子ですが、配合されている材料が違うために、香り辛さもいつもとは違った風味を楽しむことができます。
今回の配合はチョット辛めに感じる方も多いかもしれません。
唐辛子を6本にしたり、山椒の粉を小さじ1にしたりと、配合を変えて辛さを調節してみてください。
また、麻の実、芥子の実や陳皮(みかんの皮を乾燥させたもの)を混ぜて風味を変えたりと、自分好みの黒七味を作ってみるのも面白いと思います。
是非ご参考にしてください。