居酒屋や定食屋で定番メニューの牛すじ煮込み。
こってり濃厚な味付けで、しかもトロトロの柔らかさが、お酒のアテにもご飯のおかずにも合います。
しかし、いざ家庭で作るとなると上手く煮込めず、すじが硬いままだったり、味付けに迷ったりします。
そんな経験もあって、なかなか作る気になれず、結局レトルト食品で代用してしまいます。分かります。
今回はそんな牛すじ味噌煮込みの作り方をご紹介します。
多少手間はかかりますが、弱火でゆっくりと煮込んでいくだけで、お店の味に仕上がります。
ぜひお試しください。
用意する材料
- 牛すじ:500g
- 板こんにゃく:1枚
- 水:1200㏄
- 料理酒:200㏄
- 長ねぎ:青い部分1本分
- しょうが:1片
- 砂糖:大さじ3
- しょうゆ:大さじ3
- みりん:大さじ3
- 料理酒:100㏄
- 味噌:70g
- しょうがすりおろし:大さじ1
- 水:600cc
- 牛すじを下茹でしたゆで汁:200cc
作り方
1.
牛すじは軽く水洗いをして、茹でこぼし(下茹で)します。
鍋に牛すじと、牛すじが浸るぐらいの水を入れて火にかけます。
2.
沸騰したら浮いてきたアクを取り除きます。
最初の軽くアクと油を落とす下処理なので、ざっとアクを取り2~3分程茹でたら湯を捨て、ざるに上げておきます。
3.
茹でこぼしして、ざるに上げた牛すじはそのまま冷まして粗熱を取ります。
4.
その間に板こんにゃくの下処理をします。
板こんにゃくは、写真のようにスプーンなどで適当なサイズにちぎり取っておきます。
5.
ちぎったこんにゃくは下茹でしてアク抜きしておきます。
6.
下茹でしたこんにゃくはざるに上げておきます。
7.
粗熱が取れた牛すじを、適当な大きさにカットします。
固く滑りやすいので、キッチンペーパーなどを敷いてその上でゆっくり切ると良いでしょう。
8.
2回目の下茹でをします。
水:1200ccと料理酒:200ccを鍋に入れます。
カットした牛すじと、スライスしたしょうが1片と長ねぎを入れて煮込んでいきます。
9.
沸騰したら弱火にして1時間~1時間半ほど煮込んでいきます。この際アクが浮いてきたらこまめに取り除いておきましょう。
すじ肉が柔らかくなったら下茹で完了です。
火を止めます。
時間に余裕があれば、この状態で一晩寝かせておくと良いでしょう。一晩放置することで、油とゼラチン質が固まって取り除きやすくなります。
10.
すじ肉とゆで汁を取り分けます。
ゆで汁はざるなどで漉して、余分な脂分や沈殿物を取り除くと良いでしょう。
11.
水:600cc、茹で汁:200cc、料理酒:100㏄を鍋に入れます。
下茹でしたすじ肉、こんにゃくを入れ、火にかけます。
12.
沸騰したら中火にし、砂糖、しょうゆ、みりん、味噌、しょうがすりおろしを加えて味付けをします。
弱火~中火で煮込んでいきます。
13.
30分~1時間ほど煮込んで、煮汁が多少残るぐらいまで煮込めば完成です。
14.
器に盛り付けて、ネギや、お好みで七味唐辛子などをトッピングして完成です。
こってり、トロっとした牛すじ煮込み。寒い日などは熱々の牛すじ煮込みが合います。
また甘辛い味付けで、小さなお子様からご年配の方まで人気のメニューでもあります。
今回ご紹介したように、ご家庭でも上手に作れて美味しくいただけます。
個人的には、お肉屋さんの安売りセールなどで牛すじを多めに購入し、まとめて作って冷凍しています。
一回分ずつ小分けにして、ジプロックなどで冷凍保存しておくと、解凍するだけですぐ美味しい牛すじ煮込みが完成です。
また、工程9.の下茹でまでしておいて冷凍保存しておくと、牛すじカレーなど他の料理に応用でき、大変便利です。ぜひご参考にしてみてください。