鮮やかな緑色とさわやかな草の香りが特徴のよもぎ。
このよもぎを使った料理は色々ありますが、今回はよもぎ団子を作ってみました。
きな粉やあんことの相性も良く、和風デザートの定番メニューでもあります。
よもぎ団子、よもぎ餅と使う粉で色々種類が分かれますが、ここでは上新粉(うるち米)と白玉粉(もち米)を混ぜて作りました。
白玉粉だけで作る団子よりちょっと手間はかかりますが、しっかりとした歯ごたえと重量感があり、いかにも昔懐かしい「田舎のおだんご」といった仕上がりになります。
また生の摘んできたよもぎを使いましたので、風味もひと味違いその香りを楽しむことができます。
用意する材料(約20個分)
- よもぎ(新芽の柔らかい部分):70~80g
- 重曹:大さじ1
- 上新粉:150g
- 白玉粉:50g
- 砂糖:大さじ1
- ぬるま湯:150ml
- ゆであずき(市販のもの):適量
- きな粉:適量
- 砂糖:適量
作り方
1.
よもぎは良く洗い、重曹を入れた熱湯で1~2分間湯がいてアク抜きをします。
その後、フードプロセッサーでペースト状にします。
【よもぎペーストの詳しい作り方はこちら↓】
2.
上新粉、白玉粉、砂糖をボウルに入れ混ぜ合わせます。
ぬるま湯を少しずつ加えて生地を作ります。
ぬるま湯がある程度入った段階から手でこねていくと手際よく作れます。
3.
ダマがなくなるまで手でこねて生地を作ります。
4.
ムラなく生地が練り上がったら、いったんきれいにまとめます。
5.
蒸し器で生地を蒸して加熱していきます。
先ほどの生地を、火が通りやすいように4等分ぐらいに分け、平たく伸ばして蒸し器に入れます。
6.
蒸し器の水が沸騰したら蓋をして蒸します。
生地が全体的に半透明のようになり、弾力が出てきたら蒸し上がりです。
火を止め取り出します。
7.
取り出した生地を再び1つにまとめて練り上げます。
最初は熱いので、すり鉢などで潰しながら練ると良いでしょう。
8.
生地がまとまってきたら、作っておいたよもぎペーストを加えます。
さらに手でよくこねながら、生地とよもぎを混ぜ合わせます。
9.
ムラなく仕上がったらまとめておきます。
10.
最後の仕上げです。
生地をひと口サイズに分けていきます。
軽く手に水をつけながら作業するとやりやすいでしょう。
11.
団子状に丸めます。
12.
そのまま何個か器に盛り、お好みであんこやきな粉をかけて完成です。
串に刺して食べやすくするのも良いでしょう。
生のよもぎの処理から団子を練って蒸して、またよもぎを加えてさらに練ると工程も多く、ちょっと面倒ですがその分しっかりとした味のある団子に仕上がります。
よもぎの新芽が生え揃う春におススメの一品よもぎ団子、ぜひお試しください。