今回ご紹介するのは、素朴な味わいの“きりざい”です。
納豆に生野菜を刻んで入れ、そのまま食べたり、ご飯の上にのせ、豪快に掻き込んだりしてもいいですし、いたってシンプルな料理です。
新潟県の魚沼地方の郷土料理で、雪国で肉や魚があまり食べられなかった時代、たんぱく質の豊富な納豆は貴重な食材とされ、大切に食べるために、野菜や漬物を細かくきざんで入れ、量を増やしていたという昔ながらの節約料理です。
とは言っても、これが美味でご飯のすすむ逸品でもあります。
刻んだ野菜を納豆に混ぜるだけですので簡単に出来ますし、普段と違った食感を楽しんでみてはいかがでしょうか?ぜひお試し下さい。
用意する材料
- 納豆:1パック
- 人参:15g
- きゅうり:15g
- 野沢菜漬け:15g
- たくあん:15g
- ちりめん:10g
- いりごま:少々
- 削り粉(かつお節でも可):少々
- めんつゆ:小さじ1
作り方
1.
きゅうり、人参を細かくみじん切りにします。
2.
たくあん、野沢菜漬けも、みじん切りにしておきます。
3.
納豆にちりめんを混ぜます。
4.
さらにみじん切りにしたきゅうり、人参、たくあん、野沢菜漬けをすべて入れ、混ぜ合わせます。
最後にめんつゆ、削り粉、いりごまを入れ、かき混ぜます。
(めんつゆの代わりに、付属の納豆のたれでもOKです。)
5.
アツアツのご飯の上にのせ、きざみのりや青ネギをトッピングして出来上がりです。
中央に卵黄を落として、丼物としてガッツリ食べるのも良いですね。
ちりめんの代わりにほぐし鮭を入れてみたりと色々とアレンジされてみるのも良いかと思います。
もともとこの「きりざい」、郷土料理ではありますが、家庭によって入れるものも違うらしく、それぞれの個性が出る料理だそうです。ならば気にする事なく、自分なりの「きりざい」を作ってみるのもいいかも?