青魚にもいろいろありますが、6月~8月にかけて旬を迎えるのが、鯵です。
初夏から夏にかけてということですが、年中出回っているので、“旬”と言われても、ピンと来ないかもしれません。
また、鯵の調理法も色々あり、その味も年中を通して楽しむことが出来ますが、旬の時期の脂ののった時期にぜひ試していただきたいのが今回ご紹介する「鯵のなめろう」です。
刻んだり、叩いたりと、多少厄介ですがその分美味!ご飯のお供に、お酒のアテにと、いつもと違った味をお楽しみ下さい。
用意する材料
- 鯵(刺身用):中サイズ2尾
丸ごと2尾分を用意し三枚におろしても良いですし、あらかじめ捌いてある刺身用のブロックを用意してもOKです。
- 長ネギ:20g
- 大葉:2~3枚
- みょうが:1本
- しょうが:1片
- 味噌:大さじ1
- 料理酒:小さじ1
作り方
鯵のなめろうの作り方
1.
薬味野菜の長ネギ、みょうが、しょうが、大葉は全て細かく刻んでおきます。
2.
3枚におろし、皮を剥いだ鯵の中骨を抜いておきます。
(取り残しがあると、召し上がる時に食感が損なわれますので、面倒ですがしっかり骨を抜いておきましょう。)
3.
骨を取り除いたら、まずは刺身サイズに切り、刻んでいきます。
(刻み、叩いていく時は、出刃包丁があればその方が刻みやすいのでお勧めします。)
4.
ミンチ状になるまでさらに細かく叩いていきます。
5.
ある程度まで刻んたら、みじん切りにしておいた(大葉以外)の野菜と味噌を混ぜ合わせていきます。
6.
料理酒を加え、包丁の腹などを使って練るように混ぜ込んでいきます。
7.
最後に大葉を混ぜ合わせます。
8.
お皿に盛り付け完成です。
鯵の山家(さんが)焼き。ハンバーグに!
なめろうを作りましたが、食べきれない場合や、日を超して余ったりする場合があると思います。そんな場合はそのまま焼いて“鯵のハンバーグ”にしてみましょう。
千葉県の房総半島などではこの“なめろう”を焼いた料理を「山家(さんが)焼き」といい、昔からの郷土料理として親しまれています。
1.
フライパンに油、またはお好みでごま油を入れて、適当な大きさに整えた“鯵のなめろう”を焼いていきます。
2.
火が通ったら、器に盛り完成です。
からしやポン酢醤油など、お好みの味付けで召し上がって下さい。
今回ご紹介した鯵をはじめ、青魚にはDHAやEPAが含まれ、身体にイイことは立証済みです。
健康のためにも、毎日の生活の中で少しずつでも取り入れていきたいものです。
ちなみに鯵の旬は前述のように初夏から夏(6月~8月)。その後の晩夏から秋(9月~11月初頭)が秋刀魚。そして晩秋から冬(10月~12月)が鯖といったように青魚の旬は実は、1年を通じて上手く出来ています。
それぞれの季節にそれぞれの味を楽しんでみてはいかがでしょうか?