お祝いの席、ひな祭りなどハレの日や皆で集まる宴に欠かせないのがちらし寿司。
昔は大皿に盛り付け、それぞれが思い思いによそって食べたりして、団らんの中心的な料理でした。
海鮮を乗せた豪華なちらし寿司から、田舎風のシンプルなちらし寿司まで色々なパターンがあり、好みもそれぞれだと思います。
スーパーなどでも様々な種類のちらし寿司が売られています。
買えば簡単。しかしいざ作るとなれば、具材を揃えたり手間がかかりそうで敬遠していませんか?
そこで今回は一般的なちらし寿司を作ってみました。
実はちらし寿司、段取りさえ慣れれば、後は混ぜ合わせるだけの料理。
さらにお好きな具材でアレンジも可能です。
ハレの日に手作りのちらし寿司に挑戦してみてはいかがでしょうか?
用意する材料
寿司飯の材料
【すし酢】
- 米酢:60cc
- 砂糖:大さじ4.5
- 塩:小さじ3/4
- みりん:大さじ1.5
- 白飯(硬め炊き):2合
ちらし寿司の具材
- 干しシイタケ:中サイズ4枚
- しょうゆ:大さじ1
- 砂糖:大さじ1
- みりん:大さじ1/2
- もどし汁:150cc
- 海老:中サイズ8尾
- 卵:2個
- れんこん(水煮でも可):40g
- 絹さや:8枚
- 鮭フレーク(市販のもので可):35g
作り方
ちらし寿司の具材の作り方
1.
まず、すし酢を作ります。
鍋に【すし酢】の材料をすべて入れ、混ぜ合わせながら軽くひと煮立ちさせます。
その後、火から降ろし冷ましておきます。
2.
干し椎茸をぬるま湯に浸けて戻します。
(60℃位のお湯に15分間ほど浸けておきます。柔らかく戻るまでが目安です。)
(注:この時のもどし汁は、後で使いますので捨てないで下さい。)
戻した干し椎茸は、石づきを切り落として、スライスしておきます。
3.
スライスした干し椎茸を煮付けていきます。
材料の【干し椎茸】下の調味料と、もどし汁を合わせた煮汁で煮詰めていきます。
煮汁と椎茸を火にかけ、沸騰したら弱火で汁気がなくなるまで煮込みます。
4.
煮付けが完了したら、いったん冷まして細かく刻んでおきます。
5.
れんこんは皮をむいて薄くスライスし、いちょう切りにします。
絹さやは筋を取っておきます。
6.
絹さやはサッと茹で、キッチンペーパーなどで水気を切っておきます。
7.
れんこんは1分間ほど茹で、ざるに上げます。
その後【すし酢】にサッとくぐらせておきます。
8.
海老は皮をむき背ワタを取り除き、茹でます。
その後縦半分に切っておきます。
9.
錦糸卵を作ります。
卵を溶いて塩、砂糖を一つまみずつ加え混ぜ合わせます。
フライパンに薄く生地を流し込んで焼きます。
片面が焼けたら、そっと裏返してもう片面を焼きます。
急いで焼き上げようと火を強めると、すぐに焦げてしまいます。弱火でゆっくり乾かし気味に焼くと綺麗に仕上がります。
10.
薄焼きした卵を冷ました後、重ねてせん切りにし、錦糸卵を作ります。
寿司飯の作り方
炊きあがったご飯に【すし酢】を加え、ご飯を切るように混ぜ合わせます。
その後1時間程度、常温で冷まします。
また、そのまま放置しすぎると逆に乾燥して寿司飯が固くなってしまいますので、頃合いを見て硬く絞った濡れふきんやラップなどをかけておくと良いでしょう。
11.
すし飯が冷めたら、下処理したしいたけ、レンコンを加え、よく混ぜ合わせます。
12.
寿司飯を器によそって錦糸卵、海老、絹さやをトッピングしてちらし寿司の完成です。
今回ご紹介したちらし寿司。
基本は【寿司飯+しいたけ+れんこん】などのベースとなる“ちらし寿司飯”。
人参やいりごまを加えたりしてもいいですね。
後はこの“ちらし寿司飯”に様々な具材を加えるだけです。
刺身などの海鮮や煮穴子などをトッピングするのも良いでしょう。
また、刻んだ大葉とガリに、しめ鯖などもおススメです。
バリエーションが広がると食卓も華やかになります。
お祝いの席にオリジナルのちらし寿司。
ぜひご参考にしてみてください。