シークカバブ。どこかで聞いたことがある料理ではないでしょうか?
日本ではシシカバブといった方が馴染みがあるかもしれません。
ざっくりと言えば肉の串焼き料理の一つで、インドをはじめ、中東諸国を中心に食べられている料理です。
今回ご紹介するシークカバブは、挽肉にスパイスを加え練ったものを串に付けて焼いたものです。
インド料理では定番のメニューです。
本場のインドではヒンドゥー教徒も多いため、牛肉を食することはなく、主に羊肉や山羊肉が使われます。
他のレシピもマトンや鶏の挽き肉を使ったものが多いですが、ここでは合挽きミンチを使って肉の旨味を生かしました。
難しく捉えてしまいがちですが、要は「スパイシーな串焼きハンバーグ」といえばわかりやすいでしょうか?
作り方もハンバーグとほぼ同じ要領です。
ぜひ一度トライしてみて下さい。
用意する材料
- 合挽きミンチ:300g
- 玉ねぎ:1/4玉
- ししとうがらし:8本
- にんにく:1片
- しょうが:1片
- サラダ油:大さじ1
- 竹串:10本程度
【シークカバブ各種スパイス】
- カイエンペッパー:小さじ1/2
- クミン:小さじ2
- コリアンダー:小さじ2
- ガラムマサラ:小さじ1
- ブラックペッパー:小さじ1/2
- ナツメグ:小さじ1/2
- 塩:小さじ1/2
作り方
1.
玉ねぎ、にんにく、しょうがはみじん切りにします。
2.
ししとうは中の種を取り除き、みじん切りにします。
3.
フライパンに油を入れにんにく、しょうが、玉ねぎを炒めます。
ほんのりときつね色になるまで、焦がさないように炒めます。
4.
炒め終わったらパットなどに移し替え、冷ましておきます。
5.
ボウルに合挽きミンチ、ししとう、4.で冷ました炒め玉ねぎを入れて混ぜ合わせます。
6.
ある程度混ぜ合わせたら、【シークカバブ各種スパイス】をすべて入れ、混ぜ合わせます。
7.
手でよく捏ね、まとまりと粘りが出てきたら、下ごしらえは完了です。
肉の香ばしさとスパイシーが引き出され美味しさが増します。
今回はこれに近い形で、ガスコンロの魚グリルやオーブントースターで焼きます。
8.
竹串に付けていく前に、肉ダネをあらかじめ10個程度に分けておきます。
9.
竹串に小分けした肉ダネを付けていきます。
なるべく同じ厚さで伸ばすような感じで付けると上手く付きます。
シークカバブを焼く時に、肉のついていない竹串の部分が黒く焦げてしまいますので、あらかじめ手で持つ部分をアルミホイルで巻いておくと、串は焦げずに肉だけを上手く焼くことができます。
10.
串を焼きます。
ガスコンロの魚グリルで焼く場合は、アルミホイルを引いて中火で焼いていきます。
頃合いを見て途中でひっくり返したり、火の当たる向きを変えて焼き加減を調整してください。
オーブントースターで焼く場合も同様に、下にアルミホイルを敷き230~240℃の温度で焼きます。
11.
串が焼けたら、器に盛り付けて完成です。
シークカバブの“シーク”とは“長い串”、“カバブ”は“肉”を意味します。
今回、串に刺して、ガスのグリルやオーブントースターを使って焼きましたが、肉ダネをハンバーグのようにフライパンで焼いても美味しくいただけます。
スパイスの香りが食欲をそそる挽き肉の串焼きです。
いつもとはひと味違う美味しさ、ぜひお試しください。