いろいろあるお寿司の中でも一番親しまれているのがいなり寿司。
安くて手軽につまめる定番のメニューとして親しまれています。
今回はこのいなり寿司を最初から作ってみました。
ほとんどの場合、手っ取り早くスーパーなどで購入する事が多いと思います。
確かに一から作るとなるとそれなりに手間がかかり、大変な作業ではありますが、そこは家庭のいなり寿司。
お好みの味に調整できますし、家族みんなで酢飯を詰めたりするのも楽しいものです。
今回普通サイズのいなり寿司、20個分の量で作ってみました。
チョッと多いかもしれませんが分量は調整していただいてOKです。
ぜひお試しください。
用意する材料
寿司飯の材料
- 白米:2合
【すし酢の材料】
- 米麺:60cc
- 砂糖:大さじ4.5
- 塩:小さじ3/4
- みりん:大さじ1.5
- 人参:50g
- スナップえんどう(きぬさやでも可):50g
- 黒ごま:大さじ1
- 干ししいたけ:中サイズ4枚
【具材の煮汁の材料】
- しょうゆ:大さじ1
- 砂糖:大さじ1
- みりん:大さじ1/2
- しいたけの戻し汁:150cc
いなり揚げの材料
- 油揚げ(寿司揚げ):小サイズ10枚
【いなり揚げの煮汁の材料】
- 水:300cc
- しょうゆ:大さじ3
- 砂糖:大さじ3
- みりん:大さじ3
- だしの素:小さじ1
作り方
すし酢の作り方
1.
まず、すし酢を作ります。
【すし酢の材料】をすべて鍋に入れて火にかけます。
ひと煮立ちして混ぜ合わさったら火からおろし冷ましておきます。
いなり揚げの作り方
1.
麺棒や箸などを転がして、すし揚げを均等に潰しておきます。
後で袋状に開くときに開けやすくなります。
2.
すし揚げの油抜きをします。
鍋に湯を沸かし沸騰したらすし揚げを入れ、1~2分茹でます。
箸などで軽く抑えながら茹でると良いでしょう。
3.
茹で終わったらざるにあげ、軽く水で洗い流します。
その後、すし揚げを半分に切ります。
三角形のいなり寿司にされる場合は、斜めにカットして三角形にしておくと良いでしょう。
4.
手ですし揚げを開きます。
簡単に開くと思いますが、破れないように注意してください。
5.
両手で押さえつけるようにして、開いたすし揚げの水気を切っておきます。
6.
すし揚げに味付けをします。
【いなり揚げの煮汁の材料】の材料をすべてフライパンに入れ、ひと煮立ちさせます。
煮立ったら、下処理したすし揚げを敷き詰めるように並べ煮込んでいきます。
時々ひっくり返しながら、弱火~中火で煮汁が少し残るくらいまで煮込んだら火を止めて冷ましておきます。
フライパンで広げて煮込んだ方がすし揚げにムラなく味が付きます。
また、しばらく寝かせた方が味が染み込みます。
時間に余裕がある場合は別の容器に移し、一晩冷蔵庫でねかせるのも良いでしょう。
寿司飯の作り方
1.
干ししいたけは水かぬるま湯に浸けて戻します。
この時の戻し汁は後で使いますので、捨てないで取っておきます。
戻し終わったら石づきを落とし、千切りにカットします。
2.
人参は皮をむき、厚めの拍子切りにします。
3.
スナップえんどうは、筋を取り中の実を取り除いた後、サッと茹でみじん切りにしておきます。
4.
【具材の煮汁の材料】をすべて鍋に入れてひと煮立ちさせます。
煮立ったらカットした人参、しいたけを入れ、煮込みます。
5.
弱火で煮込んで、煮汁がなくなる手前で火を止め、そのまま冷ましておきます。
6.
具材が冷めたら取り出し、それぞれみじん切りにします。
7.
酢飯を作ります。
寿司桶などにご飯を移し、すし酢とよく混ぜ合わせます。
8.
酢飯の粗熱が取れたら、刻んだしいたけ、人参、スナップえんどうと黒ごまを加え、まんべんなく混ぜ合わせます。
9.
いなり揚げに詰めやすくするため、出来上がったすし飯をちょうど良い大きさにに握っておきます。
10.
すし飯を揚げに詰めます。
最後に、揚げですし飯を軽く包み込むように形を整えます。
11.
器に盛り付けて完成です。
時間がない時など、酢飯とお好みの具材を混ぜ合わせ、詰めるだけで簡単にいなり寿司が作れますし、きつねうどんやそばなどの揚げとしても使えて便利です。
油揚げが余った時に作り置きしておくのも良いでしょう。
料理で使う予定がない場合は、数枚ごとにジプロックなどに入れ、空気を抜いて冷凍保存しておくと便利です。
冷凍することで1~2か月ほど保存できます。
必要な時に必要な分だけお使いいただけます。
今回は酢飯に少し野菜を加えましたが、具材もお好みのものでOKです。
レンコン、ごぼうなどを加えると野菜たっぷりの五目いなりが作れます。
シンプルに紅しょうがを刻んだものを加えただけでも良いですし、梅や大葉を刻んで入れたり大根の葉やしらすを加えたりと色々な味が楽しめます。また酢飯ではなく蕎麦を詰めたアレンジもおススメです。