秋から冬にかけて旬を迎える里芋。
ねっとりとした食感が特徴で、素朴な旨味を生かした煮付けなどが定番です。
里芋には、食物繊維やミネラルなど多くの栄養素が含まれています。
特有のネバネバは水溶性食物繊維で、その粘着性により食べ過ぎ防止に効果があるとされており、糖質の吸収をゆるやかにするため血糖値の上昇も抑えてくれます。
食物繊維の他にはミネラル分のカリウムが多く含まれています。
カリウムは、体内の過剰な水分を排泄する効果があり、高血圧やむくみの予防に効果があります。
腹持ちも良く、栄養も豊富な里芋。
今回は里芋のそぼろ煮を作りました。
おかずの一品として、またお酒のあてにおススメです。
ぜひお試し下さい。
用意する材料
- 里芋:5~6個(大きさによります)500~600g

- 豚ひき肉:100g

- 塩:大さじ1
- ごま油:大さじ1
- 砂糖:大さじ1
- しょうが:1片

- しょうゆ:大さじ2
- みりん:大さじ2
- 料理酒:大さじ2

- 水:300cc
〔水溶き片栗粉〕
- 片栗粉:大さじ1/2
- 水:大さじ1

作り方
1.
里芋はたわしなどを使い、流水で泥をよく洗い落とします。
その後ざるに上げて乾かしておきます。

2.
皮をむきます。
里芋の両端を少し切り落とし、側面の皮をむきます。
6面~8面の多方形になるのがベストですが、特に気にしなくても構いません。

3.
ひと口サイズにカットします。
お好みの大きさで結構です。

4.
里芋のぬめりを取ります。
塩大さじ1をふりかけ、まんべんなくこすり付けて塩もみをします。
その後水洗いをし、ざるに上げておきます。

5.
しょうがは皮をむき、千切りにしておきます。

6.
深めのフライパン(または鍋)にごま油をひき、火にかけます。
熱が入れば豚ひき肉を入れて炒めていきます。

7.
軽く豚ひき肉に火が通ったら里芋を加えます。
炒めながらざっと混ぜ合わせます。

8.
水300ccと料理酒を加えます。
ひと煮立ちさせます。

9.
ひと煮立ちしたらしょうゆ、砂糖、みりんを加え、混ぜ合わせます。

10.
煮立ったら蓋をして弱火で10~15分間煮込みます。

11.
里芋が柔らかく煮えたら、しょうがを加え、混ぜ合わせます。

12.
片栗粉と水(大さじ1)で水溶き片栗粉を作り、とろみがつくまで混ぜながら煮込みます。
火を止め余熱で味をなじませます。

13.
器に盛り付け完成です。

今回ご紹介した里芋のそぼろ煮。
ここでは豚肉を使いましたが、鶏ひき肉を使っていただいてもOKです。
またシンプルに煮付けにしたい場合は、同じ調味料の量で肉類を省いて煮込むと良いでしょう。
タッパーなどに入れて冷蔵庫で保存しておくと3~4日間、日持ちしますので多めに作って作り置きおかずとしてもおススメです。

