巻き寿司といえばお正月やお盆などの年間行事や、ハレの日に食卓を飾る料理。
あと、節分の恵方巻きとしても人気の料理です。
手軽につまむこともでき、巻く具材によっては日持ちますので、作り置きも出来て重宝します。
でもいざ作るとなると、何種類かの具材の調理の手間が面倒に思ってしまいます。
さらには上手く巻けるかどうか心配になって、結局、お惣菜の巻き寿司を買ってしまいます。
あるあるですね。
でも1度は「巻き寿司」に挑戦してみたいもの。
全て手作りの巻き寿司なら、美味しさも格別のものになるはず。
手間はかかりますが、実は手順とコツさえつかめれば、上手く作れるようになります。
今回は初めてでも美味しく出来る巻き寿司の作り方をご紹介します。
チョッと料理工程は多いですが、頑張ってトライしてみてください。
用意する材料(約2本分)
巻き寿司具材
- 【干し椎茸】:中サイズ4枚
しょうゆ:大さじ1
砂糖:大さじ1
みりん:大さじ1/2
もどし汁:150cc - 【かんぴょう】:(25cm程度の長さで)8本
白だし:大さじ1
砂糖:大さじ1
みりん:大さじ1/2
もどし汁:150cc
- 茹でむき海老:50g
- 卵:2個(卵焼き用)
- きゅうり:1/2本
寿司飯の用意
【すし酢の材料】
- 米酢:40cc
- 砂糖:大さじ3
- 塩:小さじ1/2
- みりん:大さじ1
- 白飯(硬め炊き):2合
- 巻き寿司用 焼き海苔:2枚
作り方
寿司飯の作り方
1.
【すし酢の材料】を鍋に入れて火にかけます。
軽く沸騰して砂糖が溶けたら、火を止めて冷ましておきます。
炊き上がった米を寿司桶に移し、すし酢と混ぜ寿司飯を作ります。冷めれば完成です。
その際、うちわなどで煽いで冷ましながら混ぜ合わせていくと良いでしょう。
巻き寿司具材の作り方
干しシイタケとかんぴょうの煮付
1.
干し椎茸とかんぴょうをぬるま湯に浸けて戻します。
(60℃位のお湯に15分間ほど浸けておきます。両方とも柔らかく戻るまでが目安です。)
(注:この時のもどし汁は、後で使いますので捨てないで下さい。)
2.
戻した干し椎茸は、石づきを切り落として、スライスしておきます。
3.
かんぴょうは戻した後、さらに柔らかくするため、塩揉みをします。
塩揉み処理をした後は、水で塩を洗い流しておきます。
4.
スライスした干し椎茸を煮付けていきます。
材料の【干し椎茸】下の調味料と、もどし汁を合わせた煮汁で煮詰めていきます。
煮汁と椎茸を火にかけ、沸騰したら弱火で汁気がなくなるまで煮込みます。
5.
戻してさらに柔らかく下処理した、かんぴょうも煮付けていきます。
材料の【かんぴょう】下の調味料ともどし汁を合わせた煮汁で煮詰めていきます。
煮汁とかんぴょうを火にかけ、沸騰したら弱火で汁気がなくなるまで煮込みます。
卵焼きの作り方
1.
卵2個を使って卵焼きを作ります。
(味付けはお好みの味付けでOKです。)
2.
きゅうりはさらに半分に切り1/4本サイズにします。
卵焼きはきゅうりと同じ程度の太さに切り、長さを揃えておきます。
巻き寿司の巻き方
1.
巻きすを広げます。
焼き海苔は光沢のある方を下にして置き、短い辺が横になるように乗せます。
2.
海苔の上部1.5cm~2cm程、下部は5mm程空けて、酢飯をしゃもじでまんべんなく広げます。
手をきれいに洗った後、この薄めた寿司酢で手を濡らしながら、酢飯を広げていきます。
こうすれば酢飯が手についてたりベタベタせずに広げられます。
3.
酢飯の中央より少し下に、具材を並べます。
きゅうり、卵を芯にしながら具材を並べると良いでしょう。
4.
手前にあるのりを巻きすごと持ち上げ、具材を軽く押さえながら巻きます。
1回目の“巻き”は写真のように全体の半分~2/3の位置になります。
5.
いったん、右手で巻きすを握って手前に軽く引きつつ、左手で奥の巻きすを持って奥へ引き位置を調整します。
軽く押さえた後、しっかりと巻きます。
残りの“巻き”は手前から奥へ「送る」ようなイメージで巻くと良いでしょう。
巻きすを両手で軽く握っておきます。
6.
最後に形を整えていきます。
巻き寿司の位置を写真のように巻きすの右端に合わせます。
7.
軽く巻きすで包み、海苔からはみ出た酢飯を押し戻して形を整えます。
8.
同様に左端に合わせ形を整えます。
9.
最後に軽く巻きすを巻いたまま、5分間ほど置いておきます。
海苔と寿司飯、具材を馴染ませます。
その後、巻きすから外して完成です。
10.
巻き寿司を2cm幅に切ります。
1回切るごとに、ぬれ布巾で包丁を拭くと一切れずつきれいに切れます。
11.
皿に盛り付け完成です。
今回は割と日持ちのする、オーソドックスな具材で作った巻き寿司をご紹介しました。
もちろん、みなさんご存知のように具材を変えるだけで、海鮮巻やアナゴ巻など様々な種類の巻き寿司も出来ます。すし酢の配合と巻き方のコツさえつかんでおけばバリエーションも広がります。
チョッとしたご訪問などの際に手作りの巻き寿司を手土産になんてどうでしょうか?
きっと喜ばれると思いますよ。
節分の恵方巻きにもおススメです。ぜひお試しください。