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THE SMITHS another side

音楽
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やっぱり、見た目は大事?

イギリス、マンチェスターで1982年に結成されたザ・スミス。
ポスト・パンクとして登場し、インディーズシーンを駆け抜け、80年代ブリティッシュロックを体現したバンドでした。

彼等が残した功績はサウンドのみならず、産業化し肥大した商業ロックとミュージシャンとのスタンスや戦略だったりもします。
パンクロック崩壊後、暗中模索の音楽シーンに新たな指針を示したのは言うまでもありません。

そんなザ・スミスが他のアーティスト達と一線を画していたのは音楽以外に、アルバム・ジャケットのデザインという一面があります。

Vo.のモリッシーと、ラフ・トレイドレーベルのアートディレクターであったジョー・スリーが、セレクト、デザインしたアルバムやシングルのジャケットにはザ・スミス本人達は全く登場しませんでした。

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そんな“事情”を知っていれば、躊躇なくザ・スミスのレコードとして手に取る事が出来ますが、知らなければ「この人がスミス?」とか「スミスだけど間違ってない?」ってなりますよね。

明朗な商品説明とは真逆のスタンス(笑)でアート性を重要視したこのスタイルは、デビューから解散まで一貫していました。

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このような商業戦略が、逆にアート性に惹かれたコレクターを生んだのも頷けますよね。
そう、ジャケットに惹かれて買ったといういわゆる「ジャケ買い」もアリだと思います。
こういった視点から見ると、デザインも“売れるため”の大事な要素の1つだと、改めて認識します。

余談ですが「ジャケ買い」には当たりはずれがあり、苦い思いをした経験は多々ありますが。

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アート系ジャケットデザイン おすすめアルバム第一弾?かも

トグルボックス内容

当然、ザ・スミス以外にもポートレートやフォトグラフをジャケットデザインにしているアルバムは多々あります。
色々と御意見はおありかとは思いますが、独断と偏見で、印象的だったアルバムを少しピックアップしてみました(笑)。よろしければご閲覧下さい。

 

LONDON CALLING / THE CLASH

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ザ・クラッシュの有名なアルバムです。

メンバーであるポール・シムノンが、ベースギターを床に叩きつける瞬間の写真で、
若干ピンボケしてるのはカメラマンが
“この後を”想定して少し離れた所から撮影したためだそうです。

とは言え、“パンクロック”を象徴した傑作だと思います。

音楽的には、ザ・クラッシュのサウンド転換期にあたり、パンクロックというより、レゲエやR&Bを取り入れ、シンプルでストレートなロック・アルバムに仕上がっています。

ご試聴はコチラ↓

ザ・クラッシュの「London Calling」
アルバム・1979年・19曲

Searching for the Young Soul Rebels / Dexy’s Midnight Runners

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 1978年に結成。イギリス、バーミンガムの労働者階級出身。デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズのデビューアルバムです。
昔のモノクロ映画を彷彿とさせるジャケ写と、アルバムタイトル「若き魂の反逆児を求めて」が妙にマッチして、印象的で、購入したのを憶えています。
サウンドとしては、ブルーカラー的な泥臭さ、骨太さがあり、さらにデビューアルバムながらも“余裕”が感じられます。
この後大ヒット曲「Come On Eileen」が生まれるのですが、それはさておき。
また、本作、ホーン・セクションが印象的で、そのせいか60年代黒人ソウルっぽさが有り、意外なカッコ良さがあります。ハマりました。

ご試聴はコチラ↓

デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズの「Searching For the Young Soul Rebels」
アルバム・1980年・32曲

WAR / U2

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ビッグネーム、U2の3rdアルバムです。

ジャケ写の少年はVo.ボノの友人の弟で、俳優のピーター・ローウェンです。
ちなみにデビューアルバム「BOY」でもモデルを務めました(アメリカ版はジャケットが差し替え)が、あどけない表情の1stに比べ、眼差しも鋭くなり、その変貌もU2のバンドの進化になぞらえられました。

音楽的には説明するまでも無く、
U2初のビッグヒットとなったアルバムです。
初期の名曲、Sunday Bloody Sundayや
New Year’s Dayを収録しており外せない1枚です。

ご試聴はコチラ↓

U2の「War (Deluxe Edition)」
アルバム・1983年・22曲

The Nightfly / Donald Fagen

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知的音楽ユニット、スティーリー・ダンのメンバーの一人である、ドナルド・フェイゲンのソロアルバムです。
1982年に発表され、ロック/ポップス史に残る名盤です。
ジャケットは1960年代前後、ラジオ放送の音楽やDJのトークに耳を傾けていた、古き良きアメリカのライフスタイルをモチーフにしたと言われています。…にしては渋すぎる。
1曲目「I.G.Y」はあまりに有名な曲で何処かで聴いた事があると思います。
30年以上経った今でも、
サウンドクリエイター達が“参考”にしているその音質は、一聴の価値ありです。

ご試聴はコチラ↓

ドナルド・フェイゲンの「The Nightfly」
アルバム・1982年・8曲

TIN DRUM / JAPAN

出典:https://www.universal-music.co.jp

イギリスのバンド、ジャパンのラストアルバムです。
メンバーのデヴィッド・シルビアンが箸で食事をする後ろに、「毛沢東」が居るというインパクトの強いジャケットデザインです。
当時、YMOと親交があったバンドとしてジャパンの存在と音楽は知っていたのですが、これはそれに増しても衝撃のアルバムでした。
この後、解散することも含めてですが。

音楽的には
“ジャパン最後にして最高のサウンド”だと思います。
当時は「ニューウェーブ・バンド」というくくりで紹介されていましたが、既にその枠を超えるほどの完成度の高い作品です。

ご試聴はコチラ↓

ジャパンの「Tin Drum (2003 Remaster)」
アルバム・1981年・12曲

Things Fall Apart / THE ROOTS

出典:https://www.universal-music.co.jp

1993年、フィラデルフィアの街角からデビューしたヒップホップ・バンド、ザ・ルーツの4枚目のアルバムです。

ジャケットは60年代にブルックリンで起きた暴動の中、警察に追われる2人の女性の写真を採用しています。
このアルバムは全5種類のジャケット・パターンがあり、限定盤として発表されました。
他の4パターンも社会的フォトグラフで注目集めると共に、サウンドと、バンドのポジションの両面で社会派への方向性を示しました。

ヒップホップ界のレジェンド、生音のヒップホップバンドの代表とされるザ・ルーツ。
ヒップホップにあまり馴染みの無かった方にも是非、聴いて頂きたい1枚です。

ご試聴はコチラ↓

ザ・ルーツの「Things Fall Apart」
アルバム・1999年・18曲

あとがき

ザ・スミスのジャケット・デザインに触れるついでに…。
と思ったのですがアルバム6枚も紹介してしまいました。

調子に乗るなよ。…ハイ了解です。

しかしながらアート系ジャケット、まだまだご紹介したいアルバムが多数あり、
また、忘れた頃に調子乗って第2弾があるかも?

その時はまたお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。

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